シンガポール② 観光など
①がごはんってなんだよ と思いながら観光編を書く
(今回マーライオンは行ってません)
シンガポールの観光というと、カジノ、マーライオン、中国系のお寺のビル、モスクなどが有名?
今回は、前回年齢制限で入れなかったカジノと、中国系のお寺、そして国立博物館に行きました。
入るのにやや並び、偉そうなパスポートチェックの係員、聞いていたよりもだいぶ多い監視カメラにびびりながら入場する。
ルーレット?ブラックジャック?の人だかりがあり、中国系のおばちゃんたちが真剣な顔つきで賭けていて、カジノにきた!って気分
中央の吹き抜けにたどりつき、天井を見上げると、なにやら怪しげな彫り物が・・・
ルールもよくわからんし一人だし卓につく勇気はなく、とはいえせっかく来たからなにかやろうと、水着の男女が出てこない海物語のようなスロットをやりました。
すると10ドルが一瞬で100ドルになり、「え~怖い怖い。怖いよ~」とつぶやきながら引き出して席を離れます。
しばらく散歩したあと、もしかして俺には才能があるのでは!?と思ってまたスロット何台かやって、50ドルに減らしたところで帰りました。
シンガポールの人口構成は、中華系74%、マレー系14%、インド系9%。
ということで、電車乗っていても色んな言葉が聞こえるし、同じ人種の人たちで固まっていることも少ないし(多分)、いろんな宗教のお寺がある。
前回きたときは、 Buddha Tooth Relic Templeってところがお金かかっていてすごかった、華僑の商人パワーを感じた。
今回は違う中国系のお寺へ。
道教?の航海の神様(媽祖)や、観音、孔子などがまつられており、中国から来た商人・移民たちが力を合わせて生きてきたんだなあというのが伝わる。
装飾はだいたい中国の神様に関連しているやつっぽいが、一つだけ、寺院を建てるときにインド人が協力してくれたというのでインド人の像があるらしい。
お寺の人に聞いてその像の場所を教えてもらうと、たしかに他とは違う像があって、シンガポールらしいところを感じた(写真NGの場所でした)。
国立博物館は、シンガポールの歴史の展示がメインで、イギリスの植民地としての発展、日本の占領時代(昭南島と呼ばれていた)、その後の経済成長などが展示されている。
日本の占領時代のブースが一番力を入れている展示だった。
この話も知らなかった
他にも、イギリス人捕虜の扱いや自分なりに人助けをしようとした日本の民間人、利用された(?)インド人の話などあったので、興味あれば行ってみてください(遠いよ〜って人は、というかいま自分は、wikiの「日本占領時期のシンガポール」のページを読んでおりますがそれでもまだシンガポール視点の記述を知るということに意味がある?)
(多分絵画ブースとかは模様替え中だった。よくわからんチームラボもあった)
自分の祖父は、戦争のとき、多分中高生くらいで民間船員として働いていたところを徴用され、インドネシアあたりで船が沈み、仲間と手漕ぎボートを作って海峡を渡り、シンガポールにたどりついて入院し、帰国第一便で阿波丸に乗るはずだったが結局乗ることができず、次の船で帰国したということだった(祖父から直接聞いたわけではなくて、海運会社の社史や名簿などで調べた話)。
2000人以上を乗せた貨客船の阿波丸は、シンガポールから日本に向かう途中で撃沈された。
シンガポールにはバトルボックスという地下壕の資料館?ツアーもあって行ってみたかったのだけど、いつの間にか閉館していた
特別展ではシンガポールの独立についての展示をやっていた。
日本の占領が終わってイギリスの植民地に戻っていたが、1957年にはマラヤ連邦が独立、シンガポールは1963年にマラヤ連邦とくっついてマレーシアとなるが、マレー人優遇政策を進めるマレーシア政府と対立して1965年にシンガポールとして独立...
とウィキに書いてあるのだが、展示では、リー・クアンユーが独立の演説で涙を流す場面が紹介され、訪れた人が演説台に立って真似して撮影できるようになっていた。
リー・クアンユー - Wikipedia ←いまこれを読んで展示の内容を理解した、だいぶシンガポール寄りだけどたしかにドラマチックなエピソードだ
(講華語運動、Speak Mandarin Campaignについて、リークアンユーのウィキに書いてあった。そういうことだったんすね)
キャプションは英語(とマレー語、タミル語も一応あった)で、疲れるので流し読みしていった。
中国系が多数派で裕福であるがその他の言語を用いる人たちもたくさんいて、マレー人優遇に反対して建国した以上、中国系住民を優遇してるじゃないかと不満を持たれないように国を作っていくのに苦労したんだなというのはなんとなく伝わった。
グループ選挙区制度ってやつをやめればいいんじゃない?と思ったが、大学生のときなんとなく聞いた以上のことはわかりません。
めちゃ勉強になります
特別展では各ブースにテーブルがあって、どのコーナーでも中国系以外の人も交じって5~6人でなにか議論をしており、多分教育の現場でそういうのをやってきたから根付いているんだなと印象的だった。